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ひぶん症(目の前に黒い点や、糸くずのようなものが飛んで見える)で検査を受け 見つかる場合が多く、網膜(目の底の光を感じる神経の膜)にほつれや破れたところができ、 そのまま放置すれば、網膜剥離(入院手術が必要、失明の危険もある)にいたる危険があります。
レーザー光線で網膜裂孔の周りを凝固して網膜剥離を予防します。
処置の後は入院・安静は必要なく、通院で安全におこなえます。
散瞳(目薬で瞳を大きく拡げる)しますので、処置後3〜6時間はまぶしく、 ぼやけて見えにくいですので、レーザーの日の自動車を運転しての来院は避けましょう。
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糖尿病が原因で眼底網膜(目の底の光を感じる神経の膜)の血管がつまり、 血の巡りの悪い部分ができてきます。このとき自覚症状はほとんどありませんが、 このまま診察を受けずにいると、血の巡りの悪いところへ新生血管(にわかづくりのもろい血管)が どんどん生えてきて、眼内出血をおこし、増殖膜(かさぶたのような硬い異常な膜)が生えてきて、 糖尿病網膜症は進行し、網膜剥離や、緑内障をおこしてきます。新生血管が伸びるのを予防するには、 血の巡りの悪いところへレーザー光線をかけて、凝固する必要があります。
レーザー治療後の安静や入院は通常必要ありませんが、網膜症の状態に よっては、左右の目それぞれに、一週間毎に、毎回数百発づつ3〜5回にわけてレーザーをかける 必要がある場合もあります。
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白内障手術のあとはっきり見え、回復していた視力が、数ヶ月〜数年で、再びかすんできて、 視力が下がってくることがあります。糖尿病網膜症や、 黄斑浮腫(眼底網膜の真ん中の一番よく見えるところのむくみ)が原因のこともありますが、 一番多いのは、後発白内障です。手術のとき移植した、人工の眼内レンズの土台の膜が にごってきてかすんでしまいます。このときには、 特殊なレーザー光線で濁りのでた膜だけを取り除くことで、回復します。
この治療は安静や入院の必要はなく、通院で安全におこなえます。
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